【合格体験記】僕が早大に行くまで①
こんにちは。
僕は田舎の底辺高校に通い、偏差値40から早大へ合格しました。
今受験で思い悩んでいたり、不安になっている人に向けて、励ましになればと思い自分のルーツを書いてみようと思います。
僕が生まれたのは、ドがつく程の田舎でした。
電車は1時間に1本。少し市街地から離れれば一面田んぼや畑だらけ。
実際、僕の実家から車で10分くらいの祖父母の家では、牛や鶏が飼われていました。
そんな土地で生まれた僕の両親は、二人共農業高校の出身。
当然大学なんて行っておらず、高卒です。
両親は共働きで、その元で育った僕は大学について考える事すらありませんでした。
後述しますが、最初に大学を意識したのは高2の秋。
それまでは知っている大学と言えば、『東京大学・早稲田大学・慶應大学』くらい。
それもスポーツなどで名前を聞いていたくらいで、国立大学と私立大学の区別すら全く知りませんでした。
そんな僕が初めて”勉強”をキチンとしなければいけないと感じたのは高校受験でした。
当時、中学生の僕はとあるものにドップリハマっていたのです。
それは、ネットゲーム。
部活動などはある程度真面目にやっていたものの、家に帰ったらすぐにパソコンのスイッチを入れ、ネトゲを始める毎日。
中毒症状と言える程までにハマってしまい、1日10時間くらいのログインは日常的。
親に隠れてコソコソと深夜までやり続けた日々を思い出すと、一歩間違えたら今どうなっていたんだろう...と少し恐くすらなります。
しかし、いよいよ高校受験が近づくにつれて、少しずつ環境が変化してきます。
さすがの両親も高校くらいは普通に行ってもらわねば困ると考えたのか、今までの放任から一転してネトゲ禁止令を出してきたのです。
何度も喚き散らして抗議をして完全禁止は免れたものの、自分自身でも『さすがに高校受験あるし勉強しなくちゃな...』という気持ちも少しは芽生え、それまでよりは自粛する様になりました。
僕が目指した高校は地元にある普通高校。
というよりも、それ以外の選択肢が僕にはありませんでした。
田舎に選ぶ程の高校は存在しないのです。
その高校は5クラス程度の規模だったのですが、内4クラスが普通コース、1クラスのみ進学コース(少しレベルが高い)というもの。
当然僕は考えるまでも無く、普通コースを目指すことに。
そして、中学3年の冬を迎え、見事合格を得ることができました。
試験前日もネトゲをやっていたし、然程勉強をしていないのに合格したので、受かった後は『勉強とか楽勝だな』なんて思っていましたが、当たり前の事です。
なぜなら、その年の僕の高校は定員割れしていて、倍率は0.9くらい。
つまり、文字通り名前を書けば受かる「全入」だったのです。
そんな高校でも『合格』という事実は嬉しかったものです。
そして、僕の高校生活が始まるのでした。