【合格体験記】僕が早大に行くまで②
前回の続き
田舎の不良に怯えながらの高校生活がスタートしました。
そんなこんなで高校入学を果たす事ができたものの、スタートから不安だらけでした。
入学して数日経ったある日、休み時間に教室のドアが強い勢いでバンッと開かれます。
なんだなんだ!?と開いた先を見てみると、ガラの悪い先輩が3人立っていました。
そのまま壁をドンッ!と勢い良く叩き
「◯◯いるか?ちょっと来いや!」
と言い、クラスの1人が連れて行かれました。
クラス中がザワザワする中、数十分して連れて行かれたクラスメートが帰ってきたので皆で話を聞くと「校舎裏に連れて行かれて殴られた」とのこと...。
いやいやそんな昭和時代みたいな事が現代にあり得るんですか...!?
と思いつつ、そんな高校に入ってしまった自分を恨んだものです。
しかし、大きな幸運も一つありました。
前述した通り、僕の高校は下の層は酷い有様ですが、一部優秀な人達もいるのです。
それが、学内に1クラスだけ存在する進学コースの人達でした。
僕は普通コースだったので基本的には交流は無いのですが、入学して早々とある運動部に入部する事になります。
すると、その部に入った同級生の多くが進学コースに所属する人達で、最終的に非常に優秀な成績を修める人ばかりだったのです。
その時は考えもしませんでしたが、今となって思うとこの事は僕の人生において本当に幸運な選択でした。
そんな感じで僕の高校生活はスタートしました。
最初に書きましたが、僕が最初に大学受験を意識したのは高校2年生の秋でした。
それまでの事は省きます。特に何もなく、下らないことばかりですからね(笑)。
とりあえず、それまでの期間は『全く勉強していなかった』という事だけはハッキリと覚えています。
模試は偏差値20台を取ることも多々。
学年190人いて、180位くらいを取った事もありました。
上に書きましたが、不良みたいな人も沢山いて、不登校の生徒もいたのにこの順位ですから、相当ヤバかったですね(笑)。
赤点なんて日常茶飯事で、不良みたいな人達と仲良く追試を受けていた想い出があります。
そんな僕がなぜ大学受験を意識したのか?
僕は最初に書いた通り、ド田舎の出身です。
しかし、インターネットが子供の頃から大好きで、常にネットと共に生きてきました。
そんなネットを開けば、全世界への道が開けています。
田舎に生まれ、狭い世界しか知らなかった僕にとっては、ネットでの事は全てが新鮮・衝撃的な事ばかりでした。
そして、それまではネットで見るだけで満足していた僕ですが、段々と成長していくにつれて『こんな田舎から出て、自分の身体で実際に見たり触れたりしたい』という思いが強くなってきたんですね。
また、部活の同級生の影響も非常に大きかった。
僕はその部で部長をしていましたが、そんな時に高校内で優秀な人の多くが同じ部活動に所属しているという事実は、偏差値20台を取っている自分を辱め、奮起させるには十分な理由でした。
そういった事が色々重なり、高校2年生の秋、遂に大学受験に対して初めて行動を取ったのです。