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早大国語の学部別難易度を考えてみた

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私大最難関の『早慶』ですが、慶應義塾大学には国語の出題が無いため(※小論文は有り)、早稲田大学の国語は必然的に私大最難関とされています。

本キャンと呼ばれる『政治経済学部/法学部/商学部/社会科学部/教育学部』の全学部を僕は受験し、社会科学部を除く全学部に合格しましたが、最後まで国語には悩まされました。

代文は日本語とは思えないような難易度の高い論述、古典はもはや暗号...。

そんな難しすぎる国語を出題する早大ですが、その中でも特に難しい学部は一体どこなのか。

実際に受験した感覚を元に、独断と偏見による抽象的な『国語難易度批評』を記事にしてみました。

2018年の入試に向けて、きちんとした対策や傾向というよりは、イメージとして捉えてもらえれば嬉しいです。

 

政治経済学部の国語

早稲田大学の看板学部と呼ばれる政治経済学部国語の難易度も最難関です。

僕は様々な大学の過去問を演習材料として解きましたが、純粋な難易度であれば国立・私立問わず早大政経学部より難しい問題は思いつきません。

まず、現代文は語彙レベルが非常に高く、ハイレベルな語彙知識が無ければ問題を解く以前に問題文を読むことすらままならない。

現代文はいわゆる『無勉強だけどできる』という人が稀にいる科目ですが、このレベルになるとそういったテクニックのみで解くことも不可能になってきます。

続いて古典ですが、こちらも最難関ではあるものの、近年で若干優しくなった印象です。

というのも、以前は難しすぎてマトモに解ける人があまりに少なく、それが原因で逆にデキる人とデキない人の差がつきにくい(皆デキなくなってしまうから)という現象が起きるくらいの難易度でした。

それが通常の『最難関レベル』に落ち着いたという印象です。

では、そんな牙城にどうやって挑めば良いのか。まずは、対策を考えるのではなく、一歩一歩に地力をつけましょう。

偏差値65くらいを目標とし、それくらいに至ったら過去問を解くなどして足りない部分を補うのがベストです。

法学部の国語

現代文の難易度だけでいえば、間違いなく日本最難関と言えるのが早稲田大学法学部です。

政治経済学部と同様に、ハイレベルな語彙かつ抽象的な文章となっており、現代文の知識無しでは本文を読むことすらできずにギブアップしてしまう程です。

また、長めの記述問題もあるので、読解だけで無く、記述能力も身に付ける必要があります。

当然ながら、古典に関しても同じくハイレベルです。 とはいえ、現代文と比べると良心的な方ではあるので、国語が得意な人は古典で点数を稼いで、現代文は落としても仕方ないくらいの心構えで解くことをオススメします。

商学部の国語

商学部の問題は国語も英語も問題自体は易しめなのが特徴的です。

試験時間も60分と短めなので、集中力を途切らせることなく走り抜くことが重要になります。

また、問題は易しめと言えども、それは即ち高得点が求められることを意味するので、イージーミスはご法度です。

具体的には、現代文はセンターレベル+αしたような難易度。

ただ、一番大きな違いは『語彙』です。 政治経済学部や法学部と同様に、早大現代文において高い語彙力は必須です。

古典に関しては、単語/助動詞/古文常識といった基礎を完璧にし、そういった基礎部分は絶対に落とさないようにし、読解に関しても同様で、それほど難しくない文章だからこそ、高得点勝負に負けないようにしましょう。

社会科学部の国語

近年人気の社会科学部。傾向としては商学部と近く、問題自体の難易度はそれ程高くありません。

しかし、人気に伴って合格者のレベルも上がっているので、こちらも同じく高得点勝負となります。

実は、難しすぎず、かといって簡単ではない商学部や社学の国語問題は、商学部や社学の国語問題は良い感じの演習問題として使うのに適しています。

稀に混じっている奇問は落としても当然の心構えで、それ以外の基礎部分は徹底的にミス無く解答する地力を身につけておきましょう。

教育学部の国語

漢文や記述もあるという点で、問題難易度は高めです。

時には政治経済学部や法学部と同じくらいのウルトラ難問が出題されることもあります。

ただ、その分低い得点率でも案外合格最低点を超えることが多く、受験者にとっては嬉しい誤算が起きやすいかもしれません。

教育学部の場合は英語も同様で『難易度は高いが得点率は低くてもOK』という傾向があるので、学部自体の特徴と言えるでしょう。

とはいえ、全く解けずに壊滅状態では不合格になってしまうので、取るべきポイントをしっかりと見定めて、取らなくても良い問題(奇問系)を『適切に捨てる』トレーニングが重要です。

まとめ

抽象的ながら、早大本キャン学部の国語難易度に対してのイメージを記事にしました。

私立文系は英語が重要視され、それは正しい意見ですが、早稲田大学に関しては『国語を制するものが早稲田を制す』と考えています。

何故かと言うと、早大受験者の多くは英語と社会に関しては例に漏れずハイレベルな人間ばかりです。

しかし、国語は苦手な人が多く、それにプラスして早大国語の高難易度が相まって、最終的には国語で差がつくパターンが多いのです。

得意科目にする必要はなくとも、国語が原因で落ちることは無いように、適切な学習を進めましょう。