偏差値40から早慶へ

偏差値40台から早大に逆転合格した独自の勉強法をまとめたブログ。必要なのは今の偏差値ではなく『強い気持ち』です。

【まとめ】レベル別・オススメの英語長文問題集

英語長文は、受験生として最も多くの人が必要とするジャンルではないでしょうか。

英語は主要科目であり、その中でも近年では長文読解に重きが置かれています。

僕は偏差値30台から英語の成績を70までアップさせましたが、その過程で様々な長文本にチャレンジしてきました。

その経験から、中学生レベル(偏差値30〜40台)から最難関レベルまで、全てを網羅した英語長文問題集リストを記事にしました。 2018年の入試に向けて、参考書選びの一助となれば幸いです。

自分のレベルにあった参考書を選ぼう

お勧めの参考書まとめの前に、一番伝えたいことがあります。

それは、自分のレベルにあった本を選んで欲しい、ということです。

仮に貴方が偏差値60台の大学を志望していたとしても、現時点で偏差値40なのに60向けの参考書をやっても成績は伸びません。

短期間での逆転合格となると、「偏差値40レベルの参考書をやっている時間なんてない...」と思ってしまうかもしれませんが、急がば回れという言葉がある通り、キチンと適切な参考書選びをすることが、合格への何よりもの近道です。

今回の英語長文に限った話ではないですが、これだけは注意しましょう。

偏差値30〜50の人にお勧めの英語長文問題集

 

・大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】(大岩 秀樹/ナガセ)

・大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編(安河内 哲也/桐原書店

・英語長文レベル別問題集 2基礎編(安河内 哲也,大岩 秀樹/ナガセ)

 

僕が英語の勉強を開始した段階は、正にこのゾーンに属していました。

ここでは、当然ながら最も難易度の低い問題集の選択が必要です。

上記した3冊は誰でも読めるようなレベルの英語文章で、偏差値30〜50といえども楽勝と思ってしまうかもしれませんが、まずは英語に触れるという行為がとても大切です。

特に、東進ハイスクールの大岩先生が出版している『いちばんはじめの英文法』はこれとは別に超基礎文法編があり、こちらも文法書の入門として超お勧めです。

このくらいの英文を読むことで、アレルギーを無くしていきましょう。

偏差値50〜58の人にお勧めの英語長文問題集(センター平均〜150点)

    

・速読英単語1必修編(風早 寛/Z会

・英語長文レベル別問題集 3標準編(安河内 哲也,大岩 秀樹/ナガセ)

・やっておきたい英語長文300(河合出版)

・基礎英語長文問題精講(中原 道喜/旺文社)

・英語長文レベル別問題集 4中級編(安河内 哲也,大岩 秀樹/ナガセ)

偏差値50から60を目指す段階では、少しずつ英語に慣れが生まれ、実戦レベルの文章を読み始めることになります。

その過程でお勧めの英語長文参考書をリストしました。左から順に難易度が難しくなっていきます。

特に『やっておきたい英語長文300』は問題の難易度や質が非常に優れていて、掲載されている問題数も30題とかなりお勧めの1冊です。

『入門英文長文問題精講』『英語長文レベル別問題集』構造分解がしっかりしている(SVOCなど)ので、解釈系の参考書を別でやりつつ、これらでアウトプットの手順に最適です。

最後に、単語帳として有名な『速読英単語』ですが、僕は英語読解用の参考書として活用していました。

文章の解説はほとんどないものの、本のサイズもコンパクトで、難易度も手頃かつ短めの文章がたくさん掲載されているので、気軽にどこでも英語に触れられるのが大きなメリットです。

偏差値58〜65の人にお勧めの英語長文問題集(センター150〜170点)

  

センター試験過去問研究(赤本)(教学社編集部/教学社)

・やっておきたい英語長文500(河合出版)

・英語長文レベル別問題集 5上級編(安河内 哲也,大岩 秀樹/ナガセ)

・精読のプラチカ―英語長文(河合出版)

偏差値60を超え、最難関大学を目指す受験生にとっては、このくらいのレベルが求められます。

今回も左から順に難易度が上がっているので、ご注意ください。

特に王道ながら『センター過去問(赤本)』センター試験の受験有無に限らず、英語長文書として誰であってもお勧めします。

僕は高校3年生の夏休みで、最後の長文問題である第6問だけを追試も合わせて全て取り組みました。

当時は英語の偏差値60〜65をウロウロしている状況でしたが、このトレーニングの結果、夏休みが終わった後には65以上を安定して取れるようになりました。

また、センター試験は良問ばかりで、かつ難易度も丁度良いので、本当にお勧めします。

その他には『やっておきたい英語長文500』GMARCHくらいを目指す人にピッタリな良書です。

河合塾からのプラチカとなると、最難関レベルに近づいてくるので、志望校によってはオーバーワークにならないように気を付けましょう。

また、このレベルだと、同じ参考書でも問題の難易度に大きな差が出てきて、解ける出題と解けない出題の波が発生します。

正答率に一喜一憂するのではなく、出来なかったらその理由をしっかりと考えて成長の糧としましょう。

※参考

drinavi.com

偏差値65〜の人にお勧めの英語長文問題集(センター170点〜)

    

・速読英単語2上級編(風早 寛/Z会

・話題別英単語リンガメタリカ(中澤 幸夫/Z会

・やっておきたい英語長文700(河合出版)

・速読のプラチカ(河合出版)

慶應の英語(古田 淳哉/教学社)

・早稲田の英語(武知 千津子/教学社)

受験英語の終着点は、この辺りになります。偏差値70くらいになった段階で読むようにしましょう。

『速読英単語 上級編』『リンガメタリカは単語帳としてではなく、コンパクトに持ち歩けるサイズ感ながらハイレベルな英文を読める貴重な存在です。

特に『リンガメタリカ』はかなり難易度の高い単語が収録されているので、僕はこれを覚えるのではなく、単語推測力を養う為に使用していました。

最難関レベルになると、どんなに単語を極めても微塵も見たことがないような単語が英文の中に必ず出てきます。

そこで問われているのは、単語を覚えているかではなく、単語の意味が推測出来るかどうかなので、そんな時にも焦らないように、日頃からトレーニングをしておきましょう。

『やっておきたい英語長文700』は300/500とお勧めしてきましたが、700も同様にお勧めです。

この上に1000があるのですが、ここまで行くと最難関受験者でもオーバーワーク気味になってくるので、他の科目との兼ね合いを考えつつ、英語に特化した学部を志望 or 勉強に余裕がある受験生であれば手を出すようにしましょう。

まとめ

お勧めの英語長文参考書をリストアップしました。

文頭にも書きましたが、参考書選びは良書を見つけることよりも、自分のレベルに合った1冊を選択することがとても大切です。

しっかりと自己分析をして、背伸びせずに気を付けましょう。