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【2018年政経レベル別】大学受験 お勧めの政治経済参考書 13選

※2017年7月更新

リニューアルした『最新版』政治経済お勧め参考書記事をこちらで更新しました。

drinavi.com 

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僕が社会科目に着手したのは高校3年生の夏前でした。

それまではゼロ点どころか、選択科目すら決めていなかった状態、ある意味ゼロ点以下です。 そこから政治経済を選択し、冬の模試では偏差値70、センター試験本番は95点、早稲田大学入試にも得意科目と言えるレベルで挑むことができました。

 

ただ、日本史や世界史、地理と比べて、政治経済は他の科目と比べて選択できる参考書の幅が狭いです。

お勧め出来る参考書の種類も少なめですが、その分勧めている本は良質なものだと保証します。

今回は、2018年の入試に向けて、最新の政治・経済参考書をレベル別に記事にしました。

センター試験までの人も、私大対策に必要な人も、全ての人に選んでいただけるリストアップです。

 

お勧め用語集とお勧め一問一答

社会科目全般に通じますが、用語集と一問一答は1冊ずつ持っておいて損はありません。 特に、独学で勉強を進めて行く際には必需品です。まずは手元に用意しておきましょう。

政治経済用語集

・政治・経済用語集(政治経済教育研究会/山川出版社
・用語集 政治・経済(山岡 道男 (監修), 上原 行雄 大芝 亮/清水書院

用語集は王道ですが、この辺りがお勧めになります。

僕は分野ごとに体系的に学べる印象から、山川出版社からの『政治・経済用語集』を使用していました。

これ1冊あれば用語に関して殆ど困ることは無く、万が一分からないそこにも載っていない単語があったとすれば、

現代ならネットで調べれば十分出てきますからね。まずは1冊準備しておきましょう。

政治経済一問一答

・山川 一問一答政治・経済(横山 正/山川出版社
・政治経済一問一答 【完全版】(清水 雅博/ナガセ)

社会科目は一問一答がとても役に立ちます。

暗記の際は参考書で体系的に記憶するべきですが、アウトプットの際に一問一答を使用することで、実戦で使える『即時的な記憶の呼び起こし』のトレーニングとなるのです。

僕は用語集と同じく山川出版社の一問一答を使用していました。 ただ、東進ハイスクールの清水先生による『政治経済一問一答【完全版】』もポップで使用しやすいので、シンプルなものを好む人は山川、ポップな感じを求める人は清水先生、と使い分けることをお勧めします。

政治経済お勧め参考書【入門編】

ここからは、政治経済学習をゼロから始める人にお勧めな参考書をまとめます。

どれも内容は同じくらい良質なので、選ぶポイントは『本人の好み』に依る所が大きいです。

少なくとも、下記の中なら、1冊しっかりとやり切ればセンター8割くらいは狙える基礎を身につけられます。

・畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義(畠山 創/栄光)
・蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本(蔭山 克秀/KADOKAWA
センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本(石井 克児/KADOKAWA

僕は参考書マニアだったので、あらゆる教材に目を通しました。

基本的には世に出回っていて人気がある参考書に外れはありません。

そこからどれを選ぶかは、個人差に依る部分が大きいです。

ただ、政治経済の参考書に関しては、ダントツで畠山先生『爽快講義』をお勧めします。 代々木ゼミナール講師の畠山先生ですが、非常にユニークな方で、人気講師が多い代ゼミの中でもファンが多い先生です。

そんな彼が著した『爽快講義』は、政治経済参考書の究極です。

この1冊を隅々までやり切れば、難関私大のGMARCHレベルですら合格最低点を取れるだろうし、私大政治経済最難関の早稲田大学の入試でも基礎部分(6割)は網羅できます。

 

もちろん、センター試験までの人にもお勧めで、センターまでの人なら重要な赤文字を覚えきれば7〜8割はそれだけでカバーできます。

知識を『点』ではなく、『線』で覚える素晴らしい参考書ですので、政治経済受講者の方はぜひ一度読んでみてください。

とはいえ個人差はもちろんありますので、爽快講義が合わない人は『面白いほど〜』系をお勧めします。

政治経済お勧め問題集

基礎部分に関しては、上記した参考書を進めれば問題ございません。

それらで知識をインプットした後に、今後はアウトプットする作業が社会科目学習には重要です。 そのために役立つ問題集がこれらになります。

・畠山のスパッととける政治・経済爽快問題集(畠山 創/栄光)
・政治・経済問題集 第2版(金子 幹夫,鈴木 茂樹,橋本 雅文,藤井 剛/山川出版社
・マーク式基礎問題集政治・経済(栂 明宏,吉見 直倫/河合出版)

インプットでお勧めした畠山先生の爽快講義ですが、実は問題集も出版されています。

こちらも当然お勧めで、この2冊の合わせることで相乗効果が生まれ、大半の政治経済受験に対応できるくらいの地力を身につけることができます。

また、河合出版(河合塾)から出されているマーク式基礎問題集ですが、センター試験対策用に必須です。

センター試験の政治経済は私大入試とは違った癖があり、難関私大で合格点を取れる人でも対策を怠ると足元を掬われることがあります。

しっかりとマーク形式の問題のトレーニングをしましょう。

偏差値60〜(最難関私大)対策 応用知識

ここまでで提示した参考書をキッチリやり切れば、センター試験であれば8割、私大で言えばGMARCHの合格最低点を取れるくらいまでの知識は身につけられます。

ただ、そこから更に一歩先に進むためには、もう一段階難易度を上げた学習が必要です。

具体的には、GMARCHの難関学部から早稲田大学のレベルでして、これらになると明らかに次元が違う問題が出題されます。

そういった大学を志望する人に向けて、お勧めの参考書をリストアップしました。

・実力をつける政治・経済80題(栗原 久/Z会
・政治・経済標準問題精講(昼神 洋史,金城 透/旺文社)

最難関レベルの政治経済の出題は『基礎6割/応用2割/時事2割』がベースとなっています。

合格する為には、基礎を超えた部分で点数を得ることが必須です。

そのためにお勧めとなるのがこれらの参考書で、僕はZ会『実力をつける〜』を使用していました。 逆

 

にここまでやれば『時事』以外の部分は十分にやりきったと言えます。 もちろん、これ以上の知識も有りますが、そこまでやってしまうとオーバーワークであり、その時間があるなら英語や国語に割くべきです。

時事問題対策 お勧め参考書

政治経済が他の科目と大きく異る点がこの『時事問題』です。

時事ネタが出題される=毎年出題される内容が変わるというのは、

明らかに特殊な科目です。 センターやGMARCHレベルを志望する人は、こういった時事本に1冊目を通しておきましょう。

現代社会の最新時事2017~18年版(清水雅博/学研プラス)

時事といえば、清水先生が毎年出されている時事本が有名ですね。

ただ、早稲田大学GMARCH関学部といった最難関レベルの学校を志望する方は、冬休みくらいに行われる予備校の時事講習を受けることをお勧めします。

政治経済の時事問題だけは予備校に行こう(coming soon)

大手予備校の講習は1セットで15,000円くらい。

確かに安いお金ではありませんが、ここだけはどうしても参考書でカバーしきれない部分が出てきてしまい、難関大志望者にとってはその僅かな差が受験結果に直結してしまう可能性があります。

独学の方にとっては親御さんに負担を掛けたくないという気持ちがあるかもしれませんが、大学の合格することが何よりもの恩返しですので、何とか頼んでみましょう。

まとめ

『政治経済マニアは受験に失敗する』 これは政経選択者の通説であり、実際に僕の周りにも政治経済を極めたが故に他の科目が疎かになり、不合格という友人がいました。

社会科目は英語/国語と比べて『その科目が好き』という人が多いです。 日本史や世界史も、歴史を勉強するのって面白いですしね。

ただ、それは大学に合格した後にしっかりと学べば良いんです。まずは大学合格を念頭に置いて、しっかりと英語/国語との兼ね合いを考えつつ、オーバーワークにならない学習を心掛けましょう。