偏差値40から早慶へ

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政治経済【難関私大レベルまで②】

こんにちは。

 

前回の記事では、政経の難関私大対応へ向けての考え方に言及しました。

 

今回からは、具体的な学習内容に触れていきます。

 

基礎事項は完璧に

 

まず、ここからの内容は所謂”応用知識”となります。

その為、基礎は完璧にしているのは言うまでもありません。

具体的には、何かしらの参考書を1冊しっかりと終わらせている感じですね。

僕のオススメは『爽快講義』です。

 

勿論、他の参考書でも問題はありません。

しかし、基礎が不安定なのに応用へ行くことだけはやめましょう。

 

2種類の応用知識

 

応用知識をつける前に、1つ覚えておいてもらいたい話があります。

それは、”政経の応用知識は2種類ある”という事です。

どういう事が説明します。

1つ目は、”単純な難問”。これは他の科目と一緒の感覚で捉えてもらえれば大丈夫です。

 

そして、大事なのがもう1つ。それが、”時事知識”です。

政経独特の応用知識であり、難関大において難しいポイントとなってきます。

早大政経の得点配分は『基礎6割・難題2割・時事2割』がベースになると言われているので、その辺も頭に入れておきましょう。

 

単純な難問への対策

 

それでは、まず1つ目の応用知識である”単純な難問”への対策についてです。

これは、普通に市販されている難易度の高い参考書を使うというのが正規ルートとなります。

オススメは、『実力をつける政治・経済80題』です。

 

実力をつける 政治・経済80題[増訂版]
栗原久
Z会出版
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これを1冊完璧にすれば、政経のレベルはかなり高い段階まで至ります。

具体的には、『基礎知識』+『Z会80題』でMARCHレベルは十分合格点を取れるでしょう。

しかし、早大クラスとなるとこれに加えて”時事知識”をしっかりと身につける必要があります。

 

時事問題は予備校がベスト

 

早大レベルへ対応する為に、”時事知識”は必須です。

そして、この”時事問題”は普通の難題よりも非常に厄介なのです。

その理由が『何が出るかわからない』という点です。

 

普通の科目であれば、その難易度はさて置き、出題される問題は必ず一定の範囲内です。

しかしながら、政治経済は時事問題という名を借りて範囲が毎年変わります。

毎年新しい年が範囲に入り、古い年は消されるのですね。

これが受験生を苦しめます。

なぜなら、受験生からすれば『一体どこをやれば良いのだ!?』となってしまうから。

 

その対策として、一番オススメなのは間違いなく『予備校』です。 

以前、予備校に関する記事で”科目によって予備校の必要性は変わる”と書きました。

 

その点において、政経は間違いなく”予備校の影響が大きい科目”です。

そして、その理由が”時事問題”なのです。

予備校では、毎年変化する時事問題への対策を綿密に研究し、それを講義してくれます。

ですので、自分で時事問題として出そうなポイントを探すよりも遥かに効率的なのです。

 

受けるべき時期ですが、通年の受講をする必要は必ずしもありません。

一番重要なのが、受験直前期の『冬期講習』です。

『夏期講習』でも時事問題の講義はありますが、ここではまだ全てのデータ出揃っていません。

しかし、『冬期講習』の時期には時事問題に対する全てのデータが出揃っていて、受験に直結する対策を取ることが可能になります。

また、予備校を選ぶポイントですが、代ゼミ・駿台・河合といった大手予備校(衛星授業でも可)をチョイスしましょう。

個人経営の塾や、大学生がバイトをしているような個別指導系は地雷の可能性が高いです。

勿論そういった場所でも良質な講義をしてくれる塾はあるかもしれませんが、大手予備校

であればハズレを引く可能性は低いので、そちらをオススメします。

 

独学で時事問題の対策をする方法

 

いくら予備校を推しても、人それぞれ事情があります。

勿論、予備校に通えない人が政経をマスターするのは不可能という訳ではありません。

以下では、独学で時事問題への対策を取る方法を書いていきます。

 

1.参考書で学ぶ

 

毎年秋になると、その年の時事問題をまとめた参考書が出版されます。

これを独学する事で、時事対策は可能になります。

有名なのが、政経界で畠山先生と並ぶ人気を誇る”清水先生”が毎年出版されている、『現代社会の最新時事』ですね。 

2014年〜15年版は9月に出版された様なので、2015年〜2016年版も間もなくと思われます(8月24日現在)。

こういった本で対策を取っていきましょう。

 

2.新聞を読む

 

時事対策を取る際に、定番的に出てくるのがこちらの『新聞を読む』という方法ですね。

しかしながら、僕はオススメしません。

というのも、新聞に載っている情報は非常に膨大です。

その中から受験生自身が出そうなポイントをピックアップするというのは非効率的に思われます。

事実、僕は新聞を読んだことはありませんでした。

新聞を読むのが毎朝の習慣という人もいると思いますが、時事対策として考えるのはやめておきましょう。

 

3.予備校の講義を受けている友達に聞く

 

最も裏技的要素でありながら、最もオススメしたいのがこちらの方法です。

周りを見れば、1人くらいは予備校で政経の授業を受けてる人だっているはずです。

その人に、『今年の時事ってどの辺がポイント?』と聞いてみましょう。 

ジュース一本くらいは奢ったって損じゃありません。

それで時事要素を知れるなら安いものです。

しかし、テキストのコピーは禁止されているので、控えるようにしましょう。

 

問題演習について

 

以上が独学で時事を学ぶ為の代表的な手段になります。

後はネットで調べるのも良いかもしれませんね。

 

次に、問題演習について書いていきます。

政経の問題演習ですが、得た知識をアウトプットして、しっかりと定着させる事が第一の目的です。

次に、経済では計算問題などもあるので、その演習も重要です。

『形式に慣れる』という目的については、然程考える必要はありません。

センターなどは独特な形式なので少しは慣れが必要ですが、基本的には社会科目である以上は知識を書くだけというところに終着しますからね。

それでは、僕がオススメする政経問題集を羅列しておきます。

 

  

何度も登場している参考書も有りますね(笑)。

一問一答系は1冊持っておいて損は無いです。 

『Z会80題』はインプットの為にも難関大に対しては必須アイテムです。基礎を終えたら出来る限り取り組みましょう。

最後の『標準問題精講』ですが、非常に難易度が高めです。

英語・国語を仕上げ、余力がある場合は手を伸ばしてみましょう。

 

まとめ

 

以上が難関大に向けての流れとなります。

何度も述べますが、『政経マニア』だけには絶対ならないでください。

単純比較は出来ませんが、基本的には政経よりも英語の方が重要です

その辺をしっかりと考えて、自分に合ったペースで学習を進めて行きましょう。