政治経済【難関私大レベルまで①】
こんにちは。
以前、政治経済のセンターレベルまでについて言及しました。
今回は、早大を中心とした難関私大への対応を目指した話をしようと思います。
政治経済は、その科目の性質上、一般常識で解ける問題が多々あります。
その為、センターレベルであれば勉強せずとも7割くらい取れる人がいたりして、比較的『楽な科目』としての印象が強いです。
確かに、そのくらいレベルまでに関しては非常にコスパの良い科目というのは僕も概ね同意します。
しかしながら、その先のレベル、特に早大などの難関私大の問題に関しては、桁違いの難しさになってきます。
まずは、その辺りについて触れようと思います。
桁違いの難しさの理由、それは”政治経済は何でもあり”という部分にあります。
どういう事かと言うと、例えば
『1990年の日本における電子レンジの普及率を答えよ』
こんな問題、普通に政経の勉強をしていても絶対にわからないです。
しかし、早大レベルはこういった問題を出してくる。
確かに経済と絡んでいると言えばそうですが、それにしたって厳しいです。
そして『世界史、日本史や倫理の分野だろ!』という問題も普通に出題してきます。
センター70点くらいまでは範囲も少ないと思われていながら、難関大レベルになると急激に広がるんですね。
政治経済界の有名講師である畠山創先生は、ある哲学者の名言を文字ってこう述べていました。
『絶対的政経マニアは、絶対的に多浪する。』
この言葉の真意は『底が見えない政治経済という科目をどこまでも追求し過ぎると、他の科目が疎かになって、結果的に不合格になる。』というものです。
確かに、『こんな問題分かる奴いねーだろ!』という問題でも、それですら解く人が早大レベルに合格するというのは事実。
しかしながら、ある程度の線引は必要です。
辿り着く事がない底を目指して、政経に執着し過ぎる余り、もっと重要な他の科目が伸びすに不合格というパターンを僕は沢山見てきました。
受験は全ての科目を平均的に取れた人が勝ちます。
その辺の見極めはしっかりと出来るようになりましょう。
さて、それでは次回からは具体的な政経の勉強方法について触れていきたいと思います。
他の科目との折り合いをつけつつ、自分にあったペースで進めていきましょう。