英語【〜偏差値60-65編②〜】
こんにちは。
前回は、英語偏差値60〜に挑戦する人に向けての心構えを書いてみました。
今回からは、具体的な勉強法に触れていきたいと思います。
さて、ここで一つの英文を提示してみます。
そこそこ1文が長いものの、構造自体はそこまで複雑では無く、偏差値60を超えている人であれば理解できるレベルかと思います。
しかし、重要なのは『どうに理解したか』です。
偏差値65レベルとなると、それまでと1番大きく変わるのが『英語を英語のまま理解する様になる』というところです。
具体的に書いてみます。
恐らく、上の文を読んだ時に多くの人が
1.読み進めて行く→2.単語や構造を理解→3.最後まで読んでから、文頭に戻ったりして日本語訳
といったルートで訳しているはずです。
しかし、これでは早慶レベルの英語には対応できません。
早慶レベルで重要なのは、その英文自体の難易度を理解する力も然ることながら、いかに速く読み切るか、所謂『速読力』が最も大事なポイントとなります。
そして、英語を速く読む為には『英語を英語のまま理解する』というのは必須条件です。
それでは、英語を英語のまま理解するとはどういった事か?
もう一つ例文を挙げてみます。
先ほどの文とは一転して、非常に単純な文になりましたね。
さて、この文を訳す時に貴方はどんな作業を行いましたか?
『Iが主語でloveは動詞でyouは目的語で...』なんて作業をした人はゼロだと思います。
そう、見た瞬間に『あなたを愛している』と訳せたはずです。
それが『英語を英語のまま理解する』という感覚なのです。
それでは、「I love you.」に対して出来た感覚を、(例1)の様な文章にも適応出来る様になるためにはどうすれば良いかを書いていきます。
なぜ貴方は「I love you.」を見た時に、即座に訳せたと思いますか?
これだけ単純な文章だと理由以前の問題かもしれませんが、それでも『何度も見てきた』というのは大きな理由です。
邦楽の歌詞や、小説・漫画など様々なシーンで「I love you.」に何度も触れた経験があり、それが「愛してる」と訳されるという事は貴方の身体に染み付いているはずです。
それと同じ様に、例えば(例1)の様な文章を沢山読んだ経験があれば、「I love you.」を訳す様にそのまま理解できます。
その為には、様々な文章を沢山読むという学習を避けては通れません。
『英語は読んだ量だけ出来るようになる』
これは、僕が英語の学習を通じて最終的に辿り着いた答えです。
ちなみに、僕は『速読』という単語は嫌いです。
というのも、『速読』という単語が存在する事自体、英語を速く読む為に何か特別な技術が必要みたいな空気を感じるからです。
僕はそんなもの全く必要無いと考えています。
語学なんですから、真っ直ぐ自分の力を伸ばしていけば、『速読』なんて意識しなくても自然と速く読めるようになるものです。
また、それと関連して英語長文学習で人気のある『パラグラフリーディング』というものも全くやった事はありません。
でぃすこーすまーかー?なにそれ? というレベルです。
難解な文章を読む以上はある程度読解法の知識は必要かもしれませんが、現代文で学んだ事を応用させるだけで十分だと感じていました。
ただ、パラグラフリーディングをしっかりと学んで成績上位の人も山ほどいますし(むしろそっちの方が多いのかな?)、やって間違いという事はありません。
追伸)僕の中ではパラリー=長文読解の裏ワザ的なイメージがあったのですが、今はそういった感じではなく、むしろ正攻法だというご指摘を頂きました。僕の知らない事も沢山あるので、他にもご意見を頂けると非常にありがたいです。
それでは、次回は具体的に参考書などを挙げていきたいと思います。
前置きが長くなってしまい申し訳無いのですが、ここまで書いてことは大事な事ばかりなので、しっかりと読んでもらえれば嬉しいです。