偏差値40から早慶へ

偏差値40台から早大に逆転合格した独自の勉強法をまとめたブログ。必要なのは今の偏差値ではなく『強い気持ち』です。

早大生による5つの英単語暗記法

※2017年7月更新

リニューアルした『最新版』をこちらで更新しました。

drinavi.com

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皆さんは英単語を覚えることはお好きでしょうか。

僕は様々な勉強の中でも、英単語暗記は一番嫌いなカテゴリーに入る作業でした。

しかし、嫌いだからこそ最も効率を追求した分野でもあります。

早慶では基礎単語も含めて6,000単語が必要と言われていますが、これだけの単語数となると、時間に限りがある逆転合格を目指す人にとって、効率良く覚えないと厳しいです。

とはいえ、英単語暗記は英語の基本中の基本です。

今回は、英語偏差値30台から70台までアップさせ、早大に現役合格した僕が意識した英単語暗記の方法を5つ記事にして書いていきます。

5つの方法

僕が英単語暗記で意識していたのは、これら5つの方法でした。

①書かずに『見る』

②音読は最高の勉強法

③丁寧な10単語より、雑な100単語

④復習で全てが決まる

⑤作業のゲーム化

それでは、1つずつ解説していきます。

書かずに『見る』

皆さんは、どの様に英単語暗記を行っているでしょうか。

大きく分かれるのが、『書く』『見る』の2つです。

そして、僕は圧倒的に『見る(読む)』覚え方をお勧めしています。

行に合わせて丁寧な文字で英単語を書き連ねたりすることは、確かに達成感があります。

しかし、書く行為は非常に時間が掛かる割に、記憶の定着に大きく役立つわけでもありません。

後述しますが、単語に限らず暗記のコツは何回も繰り返し覚えることなので、1回に時間が掛かってしまう『書く』行為は非効率的です。

 

ですので、基本的には書いて覚えない。どうしても覚えられない単語があれば、それだけ重点的に書いてでも覚える。

こういったスタイルでいることが、最も効率の良い暗記法です。

音読は最高の勉強法

書かずに見て(読んで)覚えることをお勧めしましたが、その際に音読をプラスするとより一層の効果を発揮します。

僕が英単語を覚える際のサイクルは、

『(1)英単語を発音→(2)和訳も声に出して読む』

例えば、Appleであれば、

Apple』→『リンゴ』→『Apple』→『リンゴ』...といった感じで、何度も何度もです。

また、その際にキチンとした発音を意識すると、尚良いです。

英単語の発音の仕方が分からない際には、電子辞書などで調べましょう。

始めの内は読み方が分からない単語ばかりかもしれませんが、勉強を進めるに連れて発音記号を見ることで初見でも正しい発音が出来るようになります。

実際、僕は発音記号についての勉強は一切していませんが、殆ど読めるようになりました。

また、長文速読力を上げるためには長文の音読が効果的ですが、その際にも役立つ発音力を身につけられ、一石二鳥です。

丁寧な10単語より、雑な100単語

雑と書くとマイナスに捉えられてしまうかもしれませんが、要は1回の記憶に時間を掛けずに、短時間で何度も何度も回した方が記憶に定着しやすいということです。

例えば、1つの単語に10分間ジーッと見ながら覚えようとしても、1ヵ月も経てば忘れてしまいます。

しかし、1回1分間でジーッと見つめて、それを1週間おきに繰り返したとしたら、1ヵ月後も覚えているし、掛かる時間も効率的です。

僕は英単語帳に収録されている2,000単語を1日200単語くらいずつ回して、10日間で1周するペースを理想としていました。

もちろん、逆転合格の為には残された時間は限られていましたので、その200単語を覚える際にも時間は掛けません。

具体的には、1単語につき10秒以内で回して、30分以内で200単語終わらせることを最初の目標に定めましょう。

この方法は、最初はかなり手こずるはずです。

しかし、量をこなす内にどんどんペースは上がります。

また、完全に覚えた自信がある単語は✔をつけて、次回は飛ばしましょう。

そうしている内に1冊を一周するスピードは確実に早くなり、10日どころか3日くらいで1周できるようになります。

復習で全てが決まる

1日200単語/10日2,000単語を理想と書きましたが、毎日新しい単語を進めるのではなく『前日の分を翌日復習する』ことで、浅い記憶が深い記憶に変化します。

10日掛けて2,000単語とすると、最初の頃に覚えた単語は最終日には完全に忘れてしまい、ほぼ1から覚え直すことになる危険があります。

しかし、前日の分を翌日にサラッと見返すだけで、10日後でも覚えていられる深い記憶に変化させられます。

(1)初日に200単語(30分)

(2)2日目は初日の200単語+新たな200単語(前日分は10分くらいでパラパラと見返す)

(3)3日目は新たな200単語+2日目の200単語

こういった前日分+新しい分というサイクルが単語暗記の理想形になります。

また、これは英単語に限らずどんな暗記でも効果的ですので、ぜひ、意識しましょう。

作業のゲーム化

ホリエモンこと堀江貴文さんは、半年の受験勉強で東京大学に合格した様です。

もちろん脚色されていたり、高校が日本トップクラスの最上位校だったということもありますが、それでも凄い話です。

その際に5〜6割だったセンター英語を9割まで上げた方法が『英単語帳を隅から隅まで丸暗記』でした。

かなりの荒業ですが、その際のコツが『英単語暗記をゲーム感覚に捉えていた』と仰っていました。

暗記を辛い作業と考えずに、ゲームを楽しむ感覚で記憶していたのだそうです。

とはいえそれ思うことはなかなか難しいことですが、こういう考え方は退屈な勉強の際に役に立つ方法の1つなので、参考にしましょう。

まとめ

(1)書き覚えではなく、読んで覚える

(2)1回の記憶に時間を掛けず、少時間を何度も

(3)前日に覚えた分は翌日にサラッと復習

この3つを意識するだけで、英単語の暗記は大幅に効率化されます。

僕は偏差値30台から早稲田大学に挑戦し、限られた時間の中でいかに効率的な勉強を行うか必死に考えた結果です。

ただ、『学問に王道無し』という言葉がありますが、単語暗記は最たる例です。

良い成績を残している人はこういった地道な努力の上での結果です。

身体で覚えるくらいの深い記憶が出来るように、頑張りましょう!