偏差値40から早慶へ

偏差値40台から早大に逆転合格した独自の勉強法をまとめたブログ。必要なのは今の偏差値ではなく『強い気持ち』です。

模試の結果を無視する勇気を持とう

こんにちは。

受験生にとって、模試は非常に大きな意味合いを持ちます。

 

全国における自分の立ち位置を把握し、目指す大学を決める為の指標となりますからね。

 

それ故に、模試の結果で一喜一憂する気持ちも理解できますし、僕自身も模試は重要なものだと思います。

しかしながら、模試を無視する勇気も必要という事を僕は言いたい。

 

模試の結果で大学に合格できるわけではない

 

模試の結果が帰ってくると、まず第一に偏差値が気になります。

次に、高校に通っていれば学内順位等も出るので、成績が良ければ『今回は学内で10位以内になった!』と喜びを感じます。

当然、僕自身もそんな事たくさんありました。

しかし、成績が上がるというのはある種の”危険”を含んでいる事を知っておかなければいかません。

というのは、模試の結果という表面的な数字を見て、自分の本当に実力を見失ってしまう可能性があるからです。

 

例えば、ここにA君がいたとしましょう。

A君はとある模試の英語で偏差値45を取りました。

「これはマズイ!」と英語の勉強を始めたものの、中々良い感じで学習できず、そのまま3ヵ月後の模試に臨む事になります。

受けている最中も「やっぱり全然できない...」と思いつつ、いざ模試の結果が帰ってくると何と偏差値55にアップしていました。

当てずっぽうで選んだ解答がたまたま的中していたのです。

「全然できなかった気がしたけど、偏差値10も上がってるしやっぱり良かったんだ!」と、そのまま微妙な勉強を続けたまま、それからまた3ヵ月後の模試を受けると、何と偏差値は45に逆戻りするのでした...。

 

この話、僕の友達の実体験です。

成績が伸びない受験生にありがちな『結果に一喜一憂』パターンですね。

それが本番のテストであれば、マグレで高得点を取って合格するのは最高のパターンです。

しかしながら、いくら模試で高得点を取っても大学には合格できません。

 

信じるのはE判定のみ

 

それではどうすれば良いのか?

まず、合格判定を信じるのはやめましょう。

はっきり言ってあんなの殆ど当てになりません。

実際、僕は全統系模試で早大はほとんどE判定でした。

よく「A判定だったのに落ちた」という話を聞きますが、そんな事言ってるから落ちるんだよ!と言いたくなります(まぁAまでいくと結構凄いですけど...)。

ですので、良い判定が出ても「へー」くらいに思っておいて、悪い判定が出たら「頑張らなくちゃな」と思うくらいで良いです。

 

重要なのは、表面的な結果ではない

 

それでは、模試どの様に有効活用すべきなのか?

まずは、『テストを受ける』という空気感に慣れるトレーニングですね。

自宅で時間を定めて過去問を解くのと、教室で皆一斉にテストを受けるのとではやはり空気感が変わってきます。

時間に追われながら問題を解くという緊張感は本番と同様なので、それに慣れましょう。

 

次に、自分の不得意分野の確認ですね。

上にも書きましたが、模試というのは自宅学習とは違った空気感です。

本気で集中して問題を解いた時に初めて見えてくる「自分の苦手分野」というものはあります。

それをしっかりと確認して、補えるようにしましょう。

 

とまあ、ぶっちゃけ模試の存在意義なんてこれくらいだと僕は考えています。

本当に個人的な意見を言わせてもらうなら、勉強スタート時と中盤、そして直前期の3回くらい受ければ十分過ぎるくらいに思います。

ここまで言うと少し個人的な凝り固まった考えになってしまうので、あまり参考にはしないで欲しいですが...。

 

とにかく、模試の表面的な結果に一喜一憂する事だけは避けましょう。

数字以上に重要な”中身”が見え、それを補う努力ができる人は間違いなく成績が伸びます。

 

以上、模試に関する話でした!