【英語長文】和訳を読んでも意味が理解できない原因とその対策
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先日、こんな相談を受けました。
『構造や単語の意味は分かるのに、文章の内容が頭に入ってこない』
『和訳を読んでも、その文章の言いたいことがわからない時もある』
確かにこの悩み、長文演習で遭遇した経験がある方も多いのではないでしょうか。
僕も偏差値30台から英語の勉強を始めて、最終的に70まで上げるまでの過程で幾度となく出会しました。
『構造を理解していて、単語の意味も分かるのに、なぜ内容が頭に入ってこないのか』
そう思いながらも、原因がイマイチ分からなかった。
今回は、そんな英語の落とし穴への対策方法を解説します。
その原因とは...
和訳を読んでも意味が理解できない、そんな時は『専門的知識』が使用されている文章のケースが多いです。
例えば『英語 論文 生命倫理 和訳』とかを検索してみてください。
生命倫理に関する難しい英語論文の和訳がたくさん出てきます。
そして、こういった文章は日本語でも理解し難い内容です。
今後和訳が理解出来ない文章に出会した際には、その文章の主題を確認してください。
こういった専門知識について語られた英文が多いはずです。
そりゃそうですよね。こういった専門分野の文章は、日本語で書かれていても理解しにくいのは当然です。
しかも、得てしてこういう内容が大学受験英語では数多く出題されるのです。
対策方法
専門的な文章に対して、どう対処すれば良いのか。
王道の対策は、大学受験に頻出するテーマはある程度決まっているので、事前知識があると役に立つ分野の知識を身に着けておく、という方法があります。
主には人文科学系のテーマがそれに該当し、その手の参考書も出版されているので、一度読んでおいて損は無いでしょう。
しかし、僕はそういった対策は一切しませんでした。
もっと効率的な対策。
それは、たくさんの英語長文を読み込むことです。
身も蓋もないかと思わないでください。多くの英文を読み込めば、頻出テーマに何度も出会すことになるので『このテーマ前にも読んだことある』となってくるんです。
英語読解力も上がる一石二鳥な方法です。
つまり『和訳を読んでも意味が理解できない』と悩んでいる人がいたら、現段階では仕方ないと割り切りましょう。
気にせずにとにかく数多くの長文を演習する。
そうしていると、自然と様々な角度からテーマに触れられて、読めるようになってきます。
英語は英語で理解する
こんな話を聞いたことがあります。
『英語は英語。和訳しても理解しにくいこともある。英語は英語のまま理解するものだ。』と。
どういうことかと言うと、英語を勉強したての頃は、英文を見た際に
『①構造を理解する→②日本語訳する』
という順序で英語を理解します。
しかし、英語力がアップすると、そういった『構造理解』や『和訳』といった行為を経ずに、そのまま英語を英語として理解できるようになります。
母国語である日本語で例えると分かりやすいですが、日本語を読む際にイチイチ構造とか考えませんよね。
この段階まで行くと、読解スピードが上がるだけでなく、抽象的な文章でもその理解度が遥かに高まります。
そのために必要なのは、とにかく多くの英文を読み込むこと。
僕は効率的な学習を常に意識しながら勉強していましたが、言語学習だけは近道はありません。
『読んだ量だけ成長する』
英語はこの言葉が真理です。
辛い時期を乗り越えて、志望校合格へ進みましょう!