受験における、参考書選びのコツ
現代の大学受験では『高校』の存在意義が下がりつつあります。
多くの生徒が『学習塾』に通う、もしくは『参考書』を使って勉強する。
高校の授業と教科書だけで難関大学に挑むのは、一部の進学校を除いて厳しいのが現状です。
だからこそ、予備校と参考書選びは、当人の受験結果に直結する重要事項となります。
僕は田舎に住んでいたので予備校環境が優れていたわけではなく、基本的には『参考書』を使った勉強に重きを置いていました。
今回は、そんな『参考書』の選び方のコツを記事にします。
参考書マニアになるべき
『いろいろな参考書に手を出すよりも、1冊をやり通した方が良い』
受験界で伝えられている言葉です。
『参考書マニア』になることは良い結果をもたらさないと言われています。
これに関しては半分正解で、半分間違いです。
確かに、自分に適した良書に出会えた場合、その1冊をしっかりとやりきるべきです。
しかし、いくら世間の評判が良い本でも、自分に合っていないと薄々感じながらも『いろいろ手を出しては良くないと聞くし...』と見切りをつけられずに惰性で続けてしまうと、成績が伸びないどころか勉強嫌いになってしまいます。
自分に合った参考書に出会うまでは、むしろ参考書マニアになってあれこれ手を出す。
これが理想的な参考書との向き合い方です。
参考書マニアだった高校生時代
僕は高校生時代『参考書マニア』でした。
英単語だけでも10冊近く買い漁りましたし、10ページくらいで『合わないな』とほとんど新品のまま放置した本もたくさんあります。
しかし、それがあったからこそ『本当に自分に合った参考書』に出会うことができ、効率的な勉強に繋がりました。
僕はプロフィールでも書いていますが、両親が農業高校卒の一般家庭です。
全くもって裕福なわけではないので、1,000円の参考書を買ってもらうのも心苦しかった。
しかし、自分から遥か遠くの早稲田大学に合格するためには、多少のお金が掛かってもいろいろ試す必要が有りました。
それに、参考書は1冊1,000円、10冊でも1万円、100冊でも10万円です。
これで早稲田大学や慶應義塾大学といった一流大学に合格出来るのなら安いものだと、両親に頼み込んでここだけは理解してもらいました。
中途半端な気遣いよりも、最後に合格する方が親に対する最大限の恩返しだと思っていたのです。
また、購入せずとも迷惑にならない程度に本屋さんで立ち読みするのでも良いです。
それでは、自分に合った参考書とはどんなものか、次に書いて行きます。
内容よりも直感を重視
まず、参考書選びではネット上で情報を収集しましょう。
一般的にネット上で良書と言われているものは、ほとんど内容的に優れたものばかりです。
ですので、重要なのはこの後。
数多ある良書の中から『自分に合う』1冊を見つけ出す必要があります。
その際に注目すべきは『直感的な読みやすさ』です。
何度も言いますが、ネット上で評価を得ている本は内容的には大学受験にしっかりと対応している良書ばかりです。
だったら『自分が読んでいて楽しいか、苦痛じゃないか』が大事になります。
例えば『カラーだから読みやすい』とか『絵が多いから面白い』とかそういったことで良いんです。
パラパラと見た際に、直感的に読みやすいと感じる本は、貴方に合った1冊と言えるでしょう。
内容が同じなら、いかに勉強に対してポジティブにさせてくれるかを着目する。
なので、僕は多くの参考書を買い漁り、少しでもダメだと感じたらスパッと見切りをつけていました。
そうしている内に、自分のパートナーとなるべき参考書に出会えるのです。
まとめ
何冊も参考書を買うことはお金も掛かりますし、気軽なことではないかもしれません。
しかし、現代の学習塾は高騰化し、年間100万以上の費用が必要です。
それに比べたら数万円の参考書で受験に望めるのは、コストパフォーマンス的に最高です。
皆さんも参考書選びは妥協せず、最高の1冊を選びましょう!